JUJU
自分を裏切るのは自分、と語るのは、JUJU。新曲「桜雨」では、過去の恋愛を思い出しながら歌っている。ファルセットを自由自在に使い分ける落ち着いた歌声で、出会いと別れがたくさんある春の名バラードに仕上がっている。
JUJUは、ジャズシンガーを志し、18歳のときに単身渡米。NYでは4年もの間、クラブに出かけて音楽を吸収していたとか。NYでライブ活動を続けながらも、日本でデビューし、シンガーとして生きることの覚悟をしたJUJUさん。しかし、そこから2年間もの間はスタッフからノラジョーンズ風、aiko風、松田聖子風、演歌風、など言われるがままに次々と楽曲を生み出してきた。
精神的に疲れ果ててしまった頃、「奇跡を望むなら・・・」を発表。「この曲を歌い始めてから、かっこつけることをやめられた。」という。デビュー前、NYでの制作に疲れ果てていたJUJUさんは、レコード会社の方と夢について話し合い、「自分を裏切るのは自分」と言われ、今でもしっかり胸に刻まれているとか。
仕事に追われ、没頭してひたすら前を向いて走っていると、ときどき疲れ果ててしまうときがあるだろう。追いつめられて、初めてかっこつけることをやめられたという彼女の姿勢には、筆者の私も同じ女性として憧れを持った。
追いつめられたときに、自分の本性が出る、そしてそれを素直に受け止めることのできる女性。JUJUさんの歌詞への想いで、音楽は生きていることを実感した。